レアル、ジダン監督熱望のポグバ獲得に否定的 指揮官の“リクエスト拒否”の理由は?
中盤の中心選手に据えたいウルグアイ代表MFバルベルデの出場機会減を考慮
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督がマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバの獲得を熱望しているのは、周知の事実だ。だが、スペイン紙「AS」によると、クラブはポグバ獲りに否定的だという。
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冬の移籍市場がまもなく幕を開けるタイミングで、今もジダン監督の獲得リスト最上部にはポグバの名前があるとされている。だが「AS」紙によると、レアルは今季、中盤でレギュラーを獲得しているウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデの将来性を評価し、フランス人指揮官にポグバを諦めるように説得したという。
2015年からレアル内にはバルベルデを中盤の中心選手に据える考えがあり、今季の活躍を受けて、その方針を再確認。クラブ幹部はジダンに対して、この21歳の活躍があればポグバ獲得に大金を叩く必要がないと伝えたようだ。
しかし、フィジカルが強く、卓越したボール扱いを見せ、両ボックス間を走れるポグバをジダン監督は熱望。トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンやアヤックスのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークも獲得の候補に挙がっていたが、彼らの獲得は望まなかったという。
レアルはポグバの獲得には1億5000万ユーロ(約183億5000万円)が必要と試算しており、この12カ月で一気に評価を高めたバルベルデ獲得に要した500万ユーロ(約6億円)との格差は大きい。レアルとウルグアイ代表の両方でレギュラーになり、移籍情報を扱う専門サイト「Transfermakt」の専門家は、その価値が5000万ユーロ(約60億円)まで上がったと伝えている。
ジダン監督の第一期で出場機会が満足に与えられていない時も、クラブは絶対的な信頼をバルベルデに寄せていた。今もジダン監督は同胞のフランス人と一緒に働くことを希望しており、選手本人も移籍を望んでいるという。だが、クラブはポグバ獲得がついに羽ばたこうとしているバルベルデの出場機会を阻むことになり、優先事項ではないと考えている。
ポグバ獲得に関してジダン監督とクラブの考えは平行線をたどっているが、フランス代表MFはこのままユナイテッドに残留することになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)