ベレーザが皇后杯三連覇! エース田中美南の決勝ゴールで今季国内三冠を達成

日テレ・ベレーザが皇后杯3連覇を達成(写真は2018年リーグカップ時のもの)【写真:Football ZONE web】
日テレ・ベレーザが皇后杯3連覇を達成(写真は2018年リーグカップ時のもの)【写真:Football ZONE web】

リーグ戦で優勝を最後まで争った浦和Lを1-0で下して皇后杯優勝

 日本女子サッカーのシーズン最終戦となる皇后杯決勝が29日にNACK5スタジアムで行われ、日テレ・ベレーザがFW田中美南のボレーシュートで決勝ゴールを奪い、浦和レッズレディースを1-0で下して優勝を果たした。

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 ベレーザは今季リーグ戦、リーグカップ戦と合わせた国内三冠と皇后杯の三連覇を目指す決勝。一方の浦和Lは、前身のさいたまレイナス時代を含め4回目の皇后杯決勝での初制覇を目指すゲームになった。

 今季のリーグ戦で最後まで優勝を争った両者の戦いは、果敢なプレスに出たベレーザが序盤の主導権を握った。そのなかで前半7分、MF籾木結花の右コーナーキックをFW田中が下がりながら右足ボレーで合わせるテクニカルなシュートを決め、早くもリーグ女王が先制点を奪った。

 その後もベレーザは前半11分に攻撃参加したDF清水梨紗がゴールポスト直撃のシュートを放ったが追加点とはならず。逆に、浦和Lも同13分にMF塩越柚歩のサイドチェンジを受けたDF清家貴子が一気にゴール前までドリブルで持ち運んでシュートを放ったが、GK山下杏也加の好セーブに阻まれた。

 ともに両サイドバックが積極的に攻撃参加し、攻撃的な姿勢を繰り出した両者によるゴール前のシーンが多いスリリングな展開の試合は、ともにゴールチャンスを生かし切れずベレーザが1-0とリードを保ってハーフタイムを迎えた。

 後半から浦和LはMF長嶋玲奈に代えてFW安藤梢を投入。ピッチ上でも4つのポジションで選手の配置が入れ替わる変化をつけた。そして立ち上がりの後半4分にはセットプレーのこぼれ球からDF南萌華が際どいシュートを放ったが、これも山下がファインセーブで防いだ。

 ベレーザは後半18分に途中出場のFW植木理子がゴールポスト直撃のシュートを放つもゴールはならず。1点を追う浦和は最終ラインからの組み立てで突破を狙っていくものの、高いラインをキープしたベレーザの守備陣に対してラストパスに近づきながら崩し切れない時間帯が続いた。

 浦和Lは残り10分でFW吉良知夏を投入するも決定的な突破はできず。このまま1点リードを守り切ったベレーザが皇后杯の三連覇と、今季の国内三冠を成し遂げた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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