右ボレー弾のキャプテン長友に伊紙3紙が満場一致で高評価 「監督の要求を完璧に理解」「スペクタクルなゴール」

コリエレ紙は両軍2位の6・5点、トゥット紙は最高評価

 一方、地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」も長友に6・5の合格点を与えた。

「試合開始直後はスロースタートだったが、最後はスペクタクルなゴールを決めた。抗いがたいプレーだった」と絶賛され、やはりDFヴィディッチに次ぐ両軍2番目の評価だった。

 最後にトゥット・スポルト紙は「ヴィディッチと長友。そして、マッツァーリ監督は笑う」という見出しで試合を特集。優秀選手をトップ、落第選手をフロップに分類し、トップはヴィディッチとドド、そして、長友が選出された。

 寸評でも「ワールドカップの失望は過去の思い出となった。キャプテンの勲章で刺激が入り、ゴールを決め続ける」と称賛。ブラジルワールドカップでは世界一を目指すと公言しながらも、1次リーグ敗退に終わった屈辱を払拭するような鮮やかなパフォーマンスだったとしている。

 セリエAの覇権争いのライバルを倒したインテルにあって、辛辣極まりないイタリア地元メディアから満場一致で大きな賞賛を集めることとなった長友。ブラジルでの悔し涙を乗り越え、ダイナモが再び走り始めた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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