「まるでラグビー選手」 シティDF吹っ飛ばす超絶フィジカルの“NFLタックル”に海外騒然
トラオレがシティを相手に1ゴール1アシストの活躍 「どうやって守ればいい?」
マンチェスター・シティは現地時間27日、プレミアリーグ第19節でウォルバーハンプトンと対戦し、2-3で敗戦を喫した。首位リバプールと勝ち点14差に開く厳しい状況に陥っているが、シティを逆転負けに追い込む起点となったFWアダマ・トラオレの強烈タックルに注目が集まっている。
1試合消化の少ないリバプールが前日に2位レスターとの天王山を4-0で制したことから、3位シティとの勝ち点差は「14」まで開いた。シティにとっては優勝争いからの脱落を避けるべく、ウルブス戦では勝利が必須な状況となっていたが、試合開始早々の前半12分にブラジル代表GKエデルソンが決定機阻止で一発退場となるアクシデントに襲われる。
それでもイングランド代表MFラヒーム・スターリングが2ゴールを奪ってリードを拡げた。しかし、後半10分に高い位置でパスを受けたトラオレがペナルティーエリア手前から強烈なグラウンダーのシュートをゴール左隅に流し込むと、1-2で迎えた同37分に再びトラオレが躍動する。
右サイドで相手DFバンジャマン・メンディがゴールキックを狙ってボールがラインを越えるのを待っていたが、そこを狙ってトラオレが突進。体を入れたメンディだったが強靭なフィジカルに為す術もなく吹っ飛ばされボールを奪われると、トラオレのクロスにFWラウル・ヒメネスが合わせてスコアをタイに戻した。
シティは後半44分、DFマット・ドーハティに劇的な決勝弾を決められ、2点差をひっくり返される逆転負けを喫することになったが、海外記者は同点弾の起点となったトラオレの“フィジカルプレー”に注目を寄せている。
英紙「ガーディアン」や米経済誌「フォーブス」のジェームズ・ネルトン記者は公式ツイッターに「トラオレはNFLスタイルでメンディーをブロックした」と投稿し、英国で政治的アドバイザーなども務めるレオン・エミラリ記者は「トラオレはまるでラグビー選手のような骨格で、ウサイン・ボルトのような速さだ。どうやって守ればいい?」とツイートしている。
マッチアップしたメンディーも屈強なフィジカルの持ち主として知られているが、それを物ともせぬ“格の違い”を見せつけたトラオレ。シティにとってはリバプールとの勝ち点差が「14」のまま縮まらない絶望的な状況となったが、トラオレはこのまま好パフォーマンスを維持すれば、移籍市場の主役を買って出ることになるのも、そう遠い未来ではなさそうだ。