「鮮烈だった」 バルサB安部裕葵、壮大な“両足ゴラッソ2発”に英メディア再注目
バルセロナBで初の1試合2ゴール、左右両足で決めて強烈なインパクトを残す
U-22日本代表MF安部裕葵は、今年7月にスペインの名門バルセロナと4年契約を締結。Bチームで研鑽を積み、チャリティーマッチではトップチームでもプレーするなど充実の一年を送ってきた。なかでも強烈なインパクトを残したのが、移籍後初の2ゴールを挙げた現地時間15日のスペイン3部グループ3第17節ラ・ヌシア戦(3-1)。英メディアも「鮮烈だった」と日本人アタッカーのゴラッソ2発を振り返っている。
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今年6月のコパ・アメリカ(南米選手権)でA代表デビューを飾った安部は、今夏に鹿島アントラーズからバルセロナへ電撃移籍した。直後には名門クラブの一員としてアジアツアーで日本凱旋。国際Aマッチウィークで代表選手が多数不在だった11月のチャリティーマッチ(FCカルタヘナ戦/2-0)では“トップチーム日本人初出場”も飾った。
バルセロナBでも主力としてプレーする安部は、12月15日のラ・ヌシア戦で魅せた。1点を追いかける前半38分、バルサBは右サイドから崩し、シュートのこぼれ球に安部が反応。これを豪快に右足ボレーで蹴り込み、1-1の同点に追いついた。
さらに後半8分、MFリキ・プッチのスルーパスが安部に渡ると、絶妙なファーストタッチから左足を振り抜いて再びゴール。本拠地ヨハン・クライフスタジアムは、逆転の歓喜に沸いた。チームを3-1の逆転勝利に導いた安部は海外メディアからも称賛された。
英メディア「Dugout」は、バルセロナの他にもレアル・マドリードやユベントス、リバプールなど欧州5大リーグのビッグクラブと提携し、プレー動画を世界へ発信している。スター選手たちのスーパープレーを多数目の当たりにしてきた映像編集部リーダーのマーカス・チャン氏は、安部のゴールに再注目している。
「ラ・ヌシア戦の彼の2ゴールは鮮烈だった。最初のゴールは右足、二つ目のゴールは左足と、異なる足でネットを揺らした。どちらかをお気に入りに選ばなければいけないとしたら、2人のディフェンダーが素早く寄せてきたなかでボックス外から決めた左足の一撃になる。彼は冷静さを保ち、壮大にフィニッシュした」
東京オリンピックが開催される2020年、安部がさらなる成長曲線を描くことに期待したい。