元仏代表FWアンリ、アルテタ新監督の初陣に“辛口”批評 「素晴らしいものではない」

アルテタ監督(左)の初陣にアンリ氏は厳しい見方を示した【写真:Getty Images】
アルテタ監督(左)の初陣にアンリ氏は厳しい見方を示した【写真:Getty Images】

アーセナルOBのアンリは、アルテタ監督を迎えた古巣の新体制初陣に厳しい見解

 ミケル・アルテタ新監督を迎えたアーセナルは、現地時間26日に行われたプレミアリーグ第19節ボーンマス戦で1-1のドローに終わり、新体制初陣を勝利で飾れなかった。クラブのレジェンドである元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は、この一戦を「それほど素晴らしいものではなかった」とし、アルテタ監督に厳しい意見を突きつけた。英紙「メトロ」などが報じている。

 敵地に乗り込んだアーセナルは試合開始直後こそペースをつかんだが、前半35分に先制点を献上。この苦しい状況を救ったのは、エースのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンだった。後半18分に同点弾を奪い試合を振り出しに戻した。アルテタ新監督の初陣は1-1のドロー決着となった。

 大きな注目を受けた一戦を終え、アルテタ監督には好意的な意見が寄せられるなか、新指揮官に否定的な意見を述べたのがクラブOBのアンリ氏だ。「Amazon Prime Video Sport」に対し、「公平を期して言うならば、1試合と数日間のトレーニングで誰かを判断するのは非常に困難だ」と語ったうえで、厳しい見解を示している。

「ボーンマスのゴールに遡って言えば、私は名前を挙げたくないが、我々は何度も何度もその男について話している。それに(フランス代表FWアレクサンドル・)ラカゼットがチャンスをつかみ取るべきだったね。今すぐこのチームを判断するのは難しい。彼らは新たな監督の下で学ぼうとしている。まぁ、そのうち分かるだろう。ただ、私が今日見たのは、これまで長い間見てきたものだ……。それほど素晴らしいものではなく、オーバメヤンが得点したという試合だよ」

 長年見てきたアーセナルのサッカーと変化はなかったと遠回しに答えたアンリ氏。アルテタ監督の下で少しずつ改善の兆しを見せられるのか、真価が問われる。

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