逆転負けで失意のシティ、リバプールファンが首位独走で歓喜「ここは天国なのか?」

王者シティの敗戦に首位リバプールのファンは歓喜している【写真:Getty Images】
王者シティの敗戦に首位リバプールのファンは歓喜している【写真:Getty Images】

シティがウォルバーハンプトンに2-3敗戦 首位リバプールのファンが反応

 マンチェスター・シティは現地時間27日に行われたプレミアリーグ第19節ウォルバーハンプトン戦に臨み、2点のリードを奪いながら序盤のブラジル代表GKエデルソンの退場が響いて2-3とまさかの逆転負けを喫した。この結果に沸いているのは首位を快走するリバプールのサポーターのようだ。

 試合は前半11分、相手アタッカーと接触したエデルソンがまさかの一発レッドカード。いきなりアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロを引っ込めてチリ代表GKクラウディオ・ブラーボを投入せざるを得なかった。

 それでもシティは21分にアルジェリア代表MFリヤド・マフレズがPKをゲット。これをイングランド代表MFラヒーム・スターリングが蹴り直しの末に成功。後半5分にもベルギー代表MFケビン・デブライネのスルーパスを受けたスターリングがこの日2点目を決めて勝負あったかに見えた。

 しかし試合はここからウルブスの猛反撃が始まる。10分にFWアダマ・トラオレのシュートで1点差に詰め寄ると、残り10分を切ってシティの守備が崩れる。37分にショートカウンターからメキシコ代表FWラウール・ヒメネス、44分にはヒメネスとの連係で抜け出たDFマット・ドハティが勝ち越し点を挙げ、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティは勝ち点を確保できなかった。

 シティにとって痛すぎる敗戦。これを大喜びで見ているのは、ライバルと勝ち点差「14」に開いたリバプールファンだ。地元紙「リバプール・エコー」によると、シティ敗れるの報を受けて、このような反応にあふれたという。

「言うことがねえ……いったい何が起こっているっていうんだい?」
「なんていうクリスマスなんだ」
「ここは天国なのか?」

 世界屈指の名門ながら30年間にもわたってリーグ優勝から遠のいている状況だけに、この独走には心が追いついていないのだろう。ただし「何も終わってない。クロップがいつも言ってるように、試合ごとにやることをやって、シーズン終了まで首位をキープしないと」とはやる気持ちを抑えている人もいる。

 FIFAクラブワールドカップを制し、2位レスターとの直接対決で4-0の圧勝。そして1月1日には日本代表MF南野拓実が正式にチームの一員となるなど、リバプールはプラス材料だらけだ。気を引き締めつつ、熱きファンは独走首位の喜びをかみしめている。

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