レアルBラウール監督、久保の“再獲得”を会長に要望と報道 立ちはだかる“二つの壁”とは?
地元メディアが報道 カスティージャの低迷受けペレス会長に「今冬取り戻すように進言」
日本代表MF久保建英は、今夏FC東京からスペイン1部の強豪レアル・マドリードへ完全移籍し、トップチームでプレシーズンを過ごした後、マジョルカへ期限付き移籍をした。マジョルカでは現在、7試合連続で先発出場しており、15試合1得点。着実に成長を遂げる18歳に対して、レアルのBチームにあたるカスティージャ(3部相当)を率いるラウール・ゴンザレス監督が久保の“再獲得”を熱望したという。レアルの専門メディア「ディフェンサ・セントラル」が報じた。
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今夏、スペインの地へ渡った久保は、当初カスティージャでプレーするとされていたが、プレシーズンを過ごすトップチームの北米遠征とアウディカップに同行。5試合中4試合に途中出場し、存在感を発揮した。その後、トップチームのオーストリア遠征からは外れてカスティージャに合流し、ラウール監督の下でデビューを飾ったが、マジョルカへの1年間の期限付き移籍が発表された。
そんななか、久保やトップチームで活躍する18歳のブラジル代表FWロドリゴが不在のカスティージャが低迷している。スペイン3部グループ1で17試合を終えた時点での勝ち点は22で12位。降格プレーオフ圏内までわずか3ポイント差となっており、昇格という目標からはかなり遠ざかっている。
同メディアが伝えるには、シーズン当初は戦力となるはずだった2人の“才能”を失ったラウール監督は、フロレンティーノ・ペレス会長に「今冬での下部組織チームの豪華な“補強”として取り戻すように進言した」という。しかし、現時点でマジョルカからの“再獲得”は難しく、その理由は2点あるようだ。
「久保は1部リーグでより良くなっている(7試合連続先発出場)。さらに、1月に取り戻すのはペナルティー(罰金)を払うことになるため現状でマドリードの計算には入っていない」
ラウール監督の熱望も虚しく、半年でのレアル復帰は厳しい模様。マジョルカでは欠かせない存在として存在感を高めているだけに、今後も久保の動向からは目が離せない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)