リバプールの“弱点”から逆算 南野拓実が「最も出場機会を得られる」ポジションは?
インサイドハーフが手薄なチーム状況 ハードワークに加えた“質”が今後の鍵
しかし、ケイタは準決勝で先制点を奪ったものの、機動力に関しては疑問の余地が残り、ララーナもトップコンディションを取り戻せずにいる。この中ではチェンバレンが優先度の高い立場にあるものの、決定的な存在になりきれていないことに加え、決勝では負傷交代となり、長期離脱の可能性も拭いきれない。
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スイス代表MFジェルダン・シャキリがインサイドハーフを務めることもできるが、ポジティブな印象を残しているとは言い難く、準決勝で配置された左ウイングでも存在感が希薄だった。南野が今後求められるであろう立場と役割に最も近いのがシャキリだが、ララーナと同様、出場機会を求めて移籍の可能性も取り沙汰されている。
話を戻すと、そのような背景からインサイドハーフの新たな候補として、南野にチャンスが巡ってくる可能性が高い。中盤としてのユーティリティー性、攻守にわたるハードワークも備わっていることはザルツブルクですでに証明済みだ。加えて、現状のインサイドハーフに不足している「ゴールに直結するプレー」も、南野はゴールやアシストという形で“加算”させることができる。
ファビーニョが戦列復帰した際には、再びインサイドハーフはヘンダーソンとワイナルドゥムに固定されることが予想されるが、現状おそらくもう数カ月は、そのポジションの不十分なパフォーマンスとチェンバレン負傷による人員不足で、“インサイドハーフ南野”がピッチでチャンスをつかむ条件は揃っている。ファビーニョ復帰までの「タイムリミット」でいかにハードワークに加えた“質”を提示することができるか、それが南野の運命を分けるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)