グアルディオラ監督、去就不透明なアグエロ“後継者問題”に苦悩 「彼の代役はいない」
21年に契約満了を迎えるアグエロについて指揮官が言及 「最も困難なことのひとつ」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が2021年に契約満了を迎えるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの後継者問題に言及した。クラブの背番号10を背負うエースは「かけがえのない存在」として称賛し、代役を見つけるのは難しいと胸の内を明かしている。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。
アグエロは2011年にアトレチコ・マドリードからシティへ移籍した。現在のチームでは元スペイン代表MFダビド・シルバ(2010年〜)に次ぐ古参選手で、プレミアリーグ4度、FAカップ1度、リーグカップ4度など多くのタイトル獲得に貢献してきた。クラブ通算での成績は355試合244得点と、高い決定力を示している。
そんな31歳は、シティとの契約が2021年6月末までで、残り18カ月あまりとなった。チームを率いるグアルディオラ監督にとってもアグエロの去就は頭を悩ます問題となりそうだ。
「(アグエロの去就は)最も困難なことのひとつと言えるだろうね。彼はかけがえのない存在だ。我々にはガブリエル(・ジェズス)という素晴らしいストライカーがいるし、アグエロが退団した時にはまた新しい選手が来るかもしれないが、彼の代役はいない」
グアルディオラ監督はまた、アグエロがクラブ史に最も色濃く残る活躍をした選手だとも評価している。
「このクラブにとって最も重要な瞬間は、初のプレミアリーグ優勝を決めたクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)戦でセルヒオが得点した瞬間だった。1シーズンで4つのタイトルを取るよりも素晴らしい瞬間だった」
グアルディオラ監督は「彼のステータス、パーソナリティを持った選手を見つけるのは難しい」と語っている。アグエロの契約延長について「分からない。彼は残ることもできる」と残留への期待も口にしているが、アグエロ本人の意志を尊重する構えだ。