英雄カントナ、古巣マンUの“低空飛行”を辛口批評 「年寄りが頑張っているみたいだ」

エリック・カントナ氏が古巣であるマンチェスター・ユナイテッドについて言及【写真:Getty Images】
エリック・カントナ氏が古巣であるマンチェスター・ユナイテッドについて言及【写真:Getty Images】

古巣を「私の心の中で特別な存在」としつつも、「残念な結果に終わってしまう」と嘆き

 マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元フランス代表MFエリック・カントナ氏が、今季プレミアリーグ8位に沈む古巣に苦言を呈してる。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えた。

 オレ・グンナー・スールシャール監督率いるユナイテッドは現地時間22日、プレミアリーグ第18節で最下位に沈むワトフォードの敵地に乗り込んだが、後半5分と9分と立て続けに失点しリードを奪われた。同19分には足首の怪我で戦線離脱していたフランス代表MFポール・ポグバが9月30日の第7節アーセナル戦(1-1)以来11試合ぶりの復帰を果たしたが、攻撃陣は最後まで沈黙。今季わずか1勝だった相手に、まさかの完封負けを喫した。

 18試合を終えて、獲得した勝ち点は「25」止まり。“赤い悪魔”の異名を持つ名門クラブは、暗いトンネルから抜け出せずにいる。首位を走る宿敵リバプールとの勝ち点差は「24」、UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位チェルシーとの差もすでに「7」まで広がった。スールシャール監督はチームが望むような順位にいないことを認めつつ、「リバプールもあのようなステージにたどり着くまでに数年かかった」と語る。

「私たちも自分たちの求めるところに向けて、とにかくチームを作り続けるだけだ。我々はカウンターアタックが得意で、スピードのある選手たちもいる。それこそが我々の伝統なので、それは常に維持しなければならない。多くのチャンスを作っているが、いつもカウンターアタックでそれを失う。もっとしっかりと、カウンターを上手く止められるようにならなければいけない。それがこのチームが学び、成長するところだ。今季と来季で、きっと改善が見られると確信している」

 一方、カントナ氏はYouTubeチャンネル「Otro」のインタビューで、「マンチェスター・ユナイテッドは私の心の中で特別な存在」と古巣への愛情を語ったうえで、厳しい見解を示している。

「しかし、今のユナイテッドのプレーを見ると、年寄りが頑張っているみたいだ。精一杯頑張っても、最終的には皆、少し残念な結果に終わってしまう」

 スールシャール監督の去就問題も囁かれているが、果たして、“赤い悪魔”はかつてのような強さを取り戻すことができるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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