宮市亮、「現代サッカーで頂点に立つべき20人」に選出 「真のブレイクスルーが…」
アーセナルでは名将ベンゲルの元で出場を手にできず、レンタル移籍を繰り返す
年末年始は海外の各媒体でも様々な企画が行われている。英メディア「スポーツ・バイブル」は、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が過去に発表したリストを元に、「現代サッカーで頂点に立つべき20人」を選出。ドイツ2部ザンクトパウリのFW宮市亮もその1人に名前が挙がっている。
「フォー・フォー・トゥー」誌は8年前、「2019年に世界のトップで活躍してるであろう(当時)U-20の選手」を選出。パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマール、トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンやレアル・マドリードのベルギー代表MFエデン・アザールなど、現在スターとして名を連ねる選手も選ばれた。
その一方で、思うような結果を出せていない選手も少なくない。「スポーツ・バイブル」は8年前のリストから「現代サッカーで頂点に立つべき20人」をピックアップ。宮市もその1人に選ばれた。
宮市は中京大中京高在学中の2010年12月にイングランドの名門アーセナルと契約。その後は期限付きでフェイエノールトに移籍するなど順風満帆なキャリアを積み重ねると思われていたが、期限付き移籍を繰り返すなかで、両膝の前十字靭帯を断裂するなど大怪我に苦しんできた。それでも、負傷を乗り越えて復帰。ザンクトパウリで今季はここまでリーグ戦全18試合に出場中と“完全復活”を遂げた。記事では、このように宮市のキャリアについて触れている。
「アーセナルの元ウインガーである宮市亮は、ノースロンドンで真のブレイクスルーが期待されていた。現実的には、アーセン・ベンゲルが指揮するトップチームで出場時間を見出すことに苦しみ、そして最終的に移籍した。フェイエノールト、ボルトン、ウィガン、トゥウェンテを経て、現在はドイツ2部のザンクトパウリでプレーしている」
「フォー・フォー・トゥー」誌は、今回のリストを発表したさらに4年前に「世界で最もエキサイティングな若手」というテーマでも選手を厳選。レアル・マドリードで数々のトロフィーを手にしたウェールズ代表FWギャレス・ベイルやマンチェスター・シティの歴代最多得点を保持するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロらをピックアップしていた“実績”がある。果たして、苦難の時を乗り越えた宮市はこれからどのような活躍を見せてくれるのだろうか。