名門復活に救世主登場!? J2の東京Vが5年ぶりの”開幕”胸スポンサー決定へ

求人サイトなどを展開するクリエイトが全面的なサポートを約束

 J2の東京Vは6日、求人折込広告のパイオニアと言われる株式会社クリエイトと2016シーズンのメインユニフォームスポンサー契約を締結することが明らかになった。6日に正式発表される予定で、開幕時から胸に新規でスポンサー企業名が入るのは、2011年以来5年ぶりのことになる。

 復活を期す”緑の名門”に、心強い味方が現われた。クラブ創設の前年である1968年に創業し、関東1都4県で地域密着の求人広告サービスを展開しているクリエイトが、新たな胸スポンサーとして名乗りを上げた。

 東京Vのユニフォームの胸には、2014年10月以来、クラブを愛する有志が設立した「一般社団法人緑の心臓」のロゴが掲出されていたが、3年ぶりに純粋な企業スポンサーが入ることになった。さらに、開幕時からの新たな胸スポンサーになると、2011年以来5シーズンぶりのこととなる。

 そして今回のスポンサー契約締結は、露出機会の増加を目指すクラブにとってもメリットは多い。クリエイト側は全面的なサポートを約束。同社運営の求人サイトをはじめ、求人情報や地域情報を掲載するフリーペーパー、また交通広告などを通じて、クラブの認知度アップにつながる取り組みを展開していくという。まずは6日から、同社が運営する求人サイト「ジョブターミナル」と「バイトジャングル」でホームゲーム観戦チケットのプレゼントキャンペーンを実施するが、今後は求人系の企業だけに、選手が様々な職業を体験するような企画も実施されていくかもしれない。

 東京Vは昨季、最終的には8位でシーズンを終えたが、中盤戦では一時3位に浮上するなど、冨樫剛一監督の指揮の下で復活の兆しを見せている。2008年以来のJ1昇格と、”名門ヴェルディ”の復活を目指すクラブにとって、新スポンサーが心強い味方となることは間違いない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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