名将クロップ、グアルディオラ監督の過密日程批判を擁護 “3日間で2試合”は「犯罪」
プレミア王者マンCは27日の試合のあと、次戦まで48時間以内という超過密日程
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、毎年恒例となっている年末年始の過密日程について、苦言を呈している。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
今年はプレミアリーグ王者のマンチェスター・シティが、現地時間27日に敵地でリーグ第19節ウォルバーハンプトン戦に臨んだあと、ホームでの第20節シェフィールド・ユナイテッド戦が29日と、2試合目まで48時間以内という超過密スケジュールとなっている。
その一方で、首位を走るリバプールは1試合目の敵地でのレスター戦が“ボクシング・デー”の26日で、2試合目のウォルバーハンプトンとのホームゲームは29日と中2日が設けられている。これを受けて、シティのグアルディオラ監督は、リバプールに24時間長く休みが与えられると、スケジュールの不公平さを公に批判していた。
日本では馴染みのない記念日だが、12月26日はイギリスやオーストラリアなど英連邦では“ボクシング・デー”という伝統の休日となっている。クリスマスの翌日にクリスマスプレゼントの箱(box)を開けていたことから、“Boxing Day”と呼ばれているそうだ。
そんな国民の祝日に試合を行うリバプールだが、クロップ監督は「ボクシング・デーに試合をすることを問題だと考える監督は誰一人いない。人々がそれを求めているからだ」と理解を示しつつ、3日間に2試合という過密日程に関しては断固反対した。
「26日と28日に試合をするのは、犯罪だ。まったく大丈夫ではないのに、まだそのような日程が組まれている。私たちは、今年は26日と29日なので連休みたいなものだが、起こるべきでないと言う人の意見も理解できる。彼らは愚痴を言っているわけじゃないんだ。ショーを行っているのでもない。ただ、主張している。26日と29日にもっと多くのチームが試合をするなら問題ない」
また、年末年始の過密日程により怪我の可能性が高まることも指摘している。
「私たちが言いたいことを言っても、誰も聞いてくれない。今年は我々はそのような(3日間に2試合の)状況にないが、他の監督がスケジュールが出るとほとんど毎回のようにその話をしたくなる気持ちが理解できる。なぜなら、まったく大丈夫ではないのに、他人が日程を決めるからだ」
チームを指揮する監督すれば、過密日程はもはや“敵”でしかないだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)