リバプール南野は「直感的にプレーできる」 クロップ監督、“1月加入”も早期順応に自信
クロップ監督が南野に言及 「彼は我々を助けてくれるだろう」
日本代表MF南野拓実は2020年1月1日からリバプールに加入し、自身にとって初となるプレミアリーグ挑戦の時が幕を開ける。各国ワールドクラスが揃う豪華メンバーの中にシーズン途中から加わることになるが、ユルゲン・クロップ監督は1月の移籍についても万全のバックアップを約束している模様だ。
クラブワールドカップ(W杯)を制覇し、リバプールは勢いに乗ったままプレミア恒例の年末年始の超過密日程に突入する。英地元紙「リバプール・エコー」は、「この攻撃的な中盤の選手は、クロップの前線のオプションに深みを与えるはず。それはレッズが30年待たされ続けたリーグタイトル獲得を目指すためだ」と、南野獲得が悲願のプレミア制覇に向けたさらなる“ブースト”になると期待している。
クロップ監督は会見で「彼は我々を助けてくれるだろう。素早さが彼の特長だが、プレーのやり方はそれほど変わらないし、ザルツブルクで学んだやり方だ。攻撃面では彼が直感的にプレーできる状況だろう」と話すとともに、“1月の移籍”についても心配ないとしている。
「我々は毎年、プレーヤーが誰か欠いている理由について話しているし、1月に加入するプレッシャーもない。我々は彼に特別なクオリティーを求めているからね」
リバプールは、冬の移籍市場で獲得した選手が主力化する傾向にある。今や大黒柱となったオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(2018年1月加入)をはじめ、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(現バイエルン/13年1月加入)、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現バルセロナ/11年1月加入)といった面々も、シーズン途中での加入だった経緯がある。
リバプールは現地時間26日、敵地でプレミア第19節の2位レスター・シティ戦に臨む。ここで勝利すれば2位との勝ち点差は「13」にまで開き、リーグ制覇に向けて圧倒的な優位に立つ。余裕のある状況下で南野に出番が巡ってくれば、クロップ監督が目論む順応もスムーズに進むかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)