レアルがメディアへ仰天依頼! C・ロナウドを怒らせないためベイルの移籍金額の掲載自粛を要請
エースのご機嫌を取る”白い巨人” 移籍金8500万ポンドを封印へ
レアル・マドリードが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの機嫌を取るために、2013年にフットボール史上最高額でトットナムから獲得したウェールズ代表MFギャレス・ベイルの移籍金8500万ポンド(約148億円)の数字を報じないように、メディアへ異例の要請をしていることが明らかになった。英「BBCラジオ5」が報じた。
英地元紙「サンデー・タイムズ」のジョナサン・ノースクロフト記者は、ベイルとインタビューした際、レアル側から「クリスティアーノを怒らせないように、ベイルの移籍金は記事に記載しないように」と珍しい依頼を受けたという。
CR7は2009年にマンチェスター・ユナイテッドからレアルに8000万ポンド(約140億円)という当時史上最高額の移籍金で加わった。ウェールズのスピードスターがこの記録を更新したが、ロナウドは自らの数字が塗り替えられた事実を快く思っていない様子だ。
ノースクロフト記者は「レアル・マドリードはイメージをすごく気にするクラブだ。ベイルにインタビューした時に言われたんだ。『移籍金を記載するな。ギャレス・ベイルの獲得費用を記事に書いてはいけない』と、ね。世界最高の移籍金額だが、クリスティアーノ・ロナウドは自分以外の誰かが彼よりも移籍金が高いことを気に入らないんだ。それが理由だ」と語ったという。
スペイン地元メディアは、ロナウドとベイルの不仲説も報じている。成績不振からラファエル・ベニテス監督を解任し、ジネディーヌ・ジダン監督の就任が決まるなど激震が走っている。その”白い巨人”には、ゴールを量産するスーパースターのご機嫌取りという悩みの種も存在するようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images