ランパード監督、恩師モウリーニョに“失望” 韓国代表FWの蛮行に言及「残忍ではないが…」

【写真:Getty Images】
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“蛮行”の被害を受けたDFリュディガーの誠実さを主張「断固としてトニを擁護する」

 チェルシーのフランク・ランパード監督が、恩師であるトットナムのジョゼ・モウリーニョ監督に「失望」しているようだ。チェルシー時代に師弟関係に2人の間に一体何が起きたのだろうか――。

 事の発端はプレミアリーグ第18節(現地時間22日)のトットナム対チェルシーの一戦。チェルシー2点リードで迎えた後半17分、韓国代表FWソン・フンミンは競り合ったドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの胸を蹴り上げる蛮行で、一発退場処分となった。

 この件でモウリーニョ監督は「すぐに立ち上がってプレーする。これこそ私の愛するプレミアリーグだ」と語り、ソン・フンミンの行為がレッドカードに値したというよりも、リュディガーが過剰な反応でカードを誘発したと批判。「リュディガーの肋骨骨折が早く治ることを願うよ」と皮肉を込めたコメントも残している。

 この意見に反論しているのが、チェルシーのランパード監督だ。リュディガーの誠実さに疑いの余地はなく、モウリーニョ監督の批判は的外れだとしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」がコメントを報じた。

「トニ(リュディガー)は試合後に非常に重要なこと(人種差別)について投稿しなければならなかった。彼の誠実さを疑うようなことは失望に値すると思う。コメンタリーや試合後の反応で、ソンの件がレッドカードだと言われているのを聞いた。(ソンの行為は)残忍なものではないが、現代ではレッドカードに相当するものだ。あの場面ではそれは明らかだった。私はトニの誠実さを疑っていない。なので私は断固としてトニを擁護する」

 チェルシー時代には師弟関係にあったモウリーニョ監督とランパード監督だが、波紋を広げるこの問題に関しては真っ向から対立しているようだ。

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