リバプールMFチェンバレンが“年内アウト” クロップ監督も懸念「時間がかかることも…」
クラブW杯決勝で痛めた右足首は靱帯損傷の診断 最低でも2試合は欠場へ
リバプールはカタールで開催されたFIFAクラブワールドカップ(W杯)で初のクラブ世界一に輝き、日本代表MF南野拓実の2020年1月1日からの加入が決まるなど、30年ぶりとなる国内リーグ制覇に向けてブーストがかかっている。ただし、年末年始からプレミア恒例の超過密日程が待ち受けるなかで、中盤のキーマンの1人であるイングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレンが“年内アウト”になったとユルゲン・クロップ監督が明かしている。
チェンバレンはクラブW杯決勝のフラメンゴ(ブラジル)戦でスターティングメンバーに名を連ねたものの、右足首を負傷。後半30分に途中交代を強いられた。英公共放送「BBC」によると足首の靭帯を損傷した。
クラブW杯制覇後リバプールに凱旋したクロップ監督も、「その状況がどれくらい早く落ち着くかを見てみないといけないよね。もう少し時間がかかることも予想されるし、もっと早く回復する可能性はあるけれど」と語った。ただ、現地時間26日に開催されるプレミア第19節レスター戦については「ないよ」と戦線離脱が確定的だとした。そして、同29日の第20節ウォルバーハンプトン戦も厳しいという見立てを示唆している。
またクロップ監督は戦線離脱中のブラジル代表MFファビーニョ、クロアチア代表DFデヤン・ロブレン、元カメルーン代表DFジョエル・マティプの3選手についても2019年の残りの公式戦でプレーしないことを明言。これはリーグ戦、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)と公式戦が立て続けに控える2020年の後半戦を見据えたものであることは確かだ。
現時点では“最強フロントスリー”のエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは無傷だが、マルチロールでの活躍が期待されている南野にもチャンスが巡ってくる可能性はありそうだ。