チェルシー戦で相手DFリュディガーと競り合ったソン・フンミンにレッドカード

　トットナムの韓国代表FWソン・フンミンは現地時間22日、プレミアリーグ第18節のチェルシー戦（0-2）に先発出場し、相手と競り合った際に腹部を蹴り上げる行為で一発退場となった。イングランドで批判が噴出した一方、韓国メディアも「感情に流されて本分を忘れてしまった」「報復プレーをよくする選手になった」と苦言を呈している。

　試合は前半12分と前半終了間際、ブラジル代表MFウィリアンに被弾。0-2と劣勢に立たされたトットナムは反撃に打って出るも、後半17分にアクシデントが発生した。

　左サイドで相手DFアントニオ・リュディガーと競り合ったソン・フンミンが転倒。勢いあまってピッチに転がったソン・フンミンだが、直後に両足でリュディガーの腹部をキックした。蹴られたリュディガーは腹部を押さえながら倒れこみ、ソン・フンミンは主審に対してノーファールをアピール。結局、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）により報復行為とジャッジされ、主審はソン・フンミンにレッドカードを提示し、一発退場となった。

　レッドカードを見た瞬間、ソン・フンミンは地面に顔を埋めて不満を露わにしたが判定は覆らず。試合もそのままトットナムが0-2で敗れている。

　各国メディアがソン・フンミンの一発退場を報じたなか、「2019年だけで3枚のレッドカードを受けた」と伝えたのは韓国紙「スポーツワールド」だ。今季に入って2回目、2019年でみれば3回目となるソン・フンミンの退場劇に触れている。