南野拓実は「傑出していた」 リバプールOBが絶賛、クロップ流に「うってつけの選手」
クラウチ氏が活躍に太鼓判 「725万ポンドで獲得したのは神業のようだ」
元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏が、古巣リバプールへの移籍が決まった日本代表FW南野拓実を絶賛している。ザルツブルクでプレーしている姿に注目したようで、英紙「デイリー・メール」のコラムで「ユルゲン・クロップの速いスタイルにうってつけの選手だ」と活躍に太鼓判を押した。
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2015年1月からザルツブルクでプレーしていた南野は今季、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで、リバプール相手に特大のインパクトを放った。10月2日に行われた第2節のアウェーゲーム(3-4)では、強烈なボレーシュートでのゴールを含む1得点1アシストの大活躍。リターンマッチとなった現地時間10日の第6節(0-2)でも、縦横無尽な走りで決定機を演出するなど、リバプール守備陣を苦しめていた。
ここまで公式戦22試合で9得点11アシストをマークし、ノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランド、韓国代表FWファン・ヒチャンと並び、ザルツブルク攻撃陣の中心を担ってきた南野。リバプールに725万ポンド(約10億4000万円)のバーゲン価格での移籍が決まり、英大手メディア「BBC」や「スカイ・スポーツ」でも特集が組まれるほどの関心を集めている。
リバプールOBであるクラウチ氏は、「デイリー・メール」で公開された自身のコラムで南野を絶賛している。マンチェスター・ユナイテッドが獲得を狙うホランドに対する注目度が高かったが、同氏は以前から南野にも目をつけていたという。
「私がザルツブルクを見る時にいつも傑出していた2人が、南野拓実とファン・ヒチャンだった。リバプールが日本代表のミッドフィールダーを725万ポンドで獲得したのは神業のようだ。これはバーゲン価格だ。南野はリバプールのアグレッシブで速いスタイルに、間違いなくうってつけの選手だ」
クラウチ氏は南野がザルツブルクの中でも際立った選手の1人だったと言及し、リバプールにフィットするとも主張していた。プレミアリーグではいまだ無敗と圧倒的な強さを誇る欧州王者リバプールの中で、南野はその力を発揮することができるだろうか。