冨安同僚MF、指揮官と“つかみ合い”の異例シーンに母国驚愕 「自身の監督ともバトル」
ボローニャMFメデル、相手のファウルに激昂…仲裁したミハイロビッチ監督とも衝突
日本代表DF冨安健洋の所属するイタリア・セリエAボローニャは現地時間22日、リーグ第17節レッチェ戦で3-2の勝利を収めた。敵地での貴重な勝利となったなか、ボローニャのチリ代表MFガリー・メデルとシニシャ・ミハイロビッチ監督の“衝突”が話題を呼んでいる。
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ボローニャは前半43分にイタリア代表FWリッカルド・オルソリーニが先制点を挙げ、後半11分にはMFロベルト・ソリアーノが追加点。同21分にはオルソリーニがこの日2点目となるゴールを挙げ、終盤に2点を返されながらも勝利を手にした。ボローニャは2連勝でリーグ8位に順位を上げている。
そんななか、先制点が生まれる直前の前半41分にはハプニングが発生していた。メデルはレッチェのギリシャ代表MFパナギオティス・タチュスディスからファウルを受けて激昂。執拗に抗議するメデルを見かねたミハイロビッチ監督がピッチに入って仲裁したが、今度は怒りの矛先が指揮官に向かう。その手を振り払い、強い口調で言葉を投げかけ続けるメデルに対して、最後はタチュスディスが止めに入らなければならないほどだった。
ピッチ上での味方同士の衝突という異例の事態に、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は「ミハイロビッチ、なんて度胸だ。ボローニャで新たな議論が生まれる」と表現。チリメディア「Meganoticias」も「ガリー・メデルは相手だけでなく、自身の監督ともバトル」と驚きをもって伝えている。
また、メデルの母国チリ紙「La Tercera」は「メデルがタチュスディスと議論を開始し、ミハイロビッチ監督を苛立たせた。チリ人の無責任さを叱責、注意するに至った」と描写。怒りを制御できない同国代表戦士には、厳しい視線が向けられていた。
ベジクタシュ時代にはMF香川真司と共闘し、現在は冨安とともにボローニャのセンターラインを担うなど、日本人にとっても馴染み深い存在のメデル。今回は本意とは言えない形で、注目を浴びることとなってしまった。