W杯準優勝FWが“中東行き”決断か 年俸額14億円超、「マネーゲーム」に撤退クラブも
ユベントスFWマンジュキッチ、欧州からオファーを受けるも一転してカタール移籍か
イタリア・セリエAの強豪ユベントスに所属の元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチは、一転してカタール行きに翻意したという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、監督解任のフィオレンティーナが調査をしたものの、太刀打ちできない高額年俸が提示されていると報じている。
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マンジュキッチは2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)でクロアチアの準優勝に貢献し、ユベントスでも貴重な前線のハードワーカーとして起用されていた。しかし、今季にマウリツィオ・サッリ監督が就任すると完全な構想外に。今では、全体練習にも入れず個人トレーニングを積んでいると現地メディアでは報じられている。
そうしたなかで、マンジュキッチには中国の広州恒大、カタールのアル・ラーヤンとアル・ドゥハイル、米MLSで来季から参戦するデイビッド・ベッカム氏が共同オーナーのインテル・マイアミ、スペインのセビージャから届いたオファーに全て断りを入れたとされた。
しかし、その後にアル・ドゥハイルはマンジュキッチに再オファーを提示。その年俸額は手取り1200万ユーロ(約14億4000万円)という超高額なものだという。
セリエAのフィオレンティーナは21日にヴィンチェンツォ・モンテッラ監督を解任し、クラブは冬の移籍市場でのテコ入れとして急きょマンジュキッチの獲得へ向けた調査を行ったが、そこでその提示された年俸額が判明。そして「到底、太刀打ちできないマネーゲーム」として、フィオレンティーナは撤退を決めたようだ。
ユベントスには移籍金として500万ユーロ(約6億円)ほどが支払われ、マンジュキッチのカタール行きは既定路線になったという。33歳のマンジュキッチにとっての中東行きだけに、欧州でのキャリアには幕が引かれる可能性が高いと言えそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)