屈辱の名門ミラン、21年ぶりの“5失点”惨敗 ピオリ監督「すべてが間違っていた」
アタランタに敵地で完敗、セリエA史上4度目の屈辱
ACミランは現地時間22日、セリエA第17節でアタランタと対戦し、後半に4失点を浴びるなど0-5で敗戦。21年ぶりの大敗を喫したステファノ・ピオリ監督は試合後、「最初からすべてが間違っていた」と語り、歴史的な大敗が自らのミスによって起きてしまったと認めている。イタリアメディア「フットボール・イタリア」が報じた。
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中位に沈むミランが敵地で6位のアタランタと対戦した試合は、序盤から試合が動く。前半10分、左サイドから仕掛けたアルゼンチン代表MFアレハンドロ・ゴメスに、角度のないところからゴールを奪われて先制点を献上。そのまま0-1で折り返すと、後半はクロアチア代表MFマリオ・パシャリッチのゴールを皮切りに、スロベニア代表FWヨシップ・イリッチに2点、コロンビア代表FWルイス・ムリエルにもゴールを奪われ、大量5失点を喫してしまう。一方、反撃を試みたいミランだったが、最後までゴールネットを揺らすことができず。データ分析会社「オプタ」によれば、ミランがセリエAのゲームで5失点以上を喫したのは、1998年5月のローマ戦以来、史上4回目の屈辱だという。
試合後、指揮官を務めるピオリ監督は「最初からすべてが間違っていた」と主張。自分たちのゲームの入り方にミスがあったことを認めながら、これがチームの本来の姿ではないことを強調している。
「明らかなのは、これは本当のミランではないということだ。なぜなら、最近の他の試合では力強いパフォーマンスを見せていたからだ。我々も責任を負う必要がある。我々は間違いを犯したし、仕事をしなければならない。これは我々のはずがないんだ」
2019年最後の試合で、今季最悪の敗戦を喫してしまったミラン。2020年に向けて、巻き返しを図ることができるのだろうか。