3戦連続ドローのレアル、ジダン監督がストライカー補強を“否定” 「契約を結ぶ必要はない」
ビルバオ戦はスコアレスドロー 「不運だが、力強さある」
レアル・マドリードは現地時間22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節アスレティック・ビルバオ戦に臨んだ。押し気味に試合を進めたものの豪華攻撃陣がフィニッシュを決めきれず、0-0のスコアレスドロー。試合後ジネディーヌ・ジダン監督はストライカー補強の必要性に問われ、否定する一幕もあった。
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この日レアルは元フランス代表FWカリム・ベンゼマを中央に、両サイドにはFWロドリゴとFWヴィニシウス・ジュニオールの10代ブラジル人コンビを置いてスタートを切った。前半11分にはヴィニシウスがシュートを放ち、同32分にはロドリゴのクロスからベンゼマのヘディングシュートを放つなどシュートチャンスは生まれたが、ゴールは揺らせなかった。
後半に入るとジダン監督はウェールズ代表FWギャレス・ベイルやセルビア代表FWルカ・ヨビッチを投入。そのヨビッチは同41分にスペイン代表ダニエル・カルバハルのクロスを頭で合わせたもののポストに直撃。本拠地サンチャゴ・ベルナベウを沸かせる一撃が生まれないまま90分間を終えた。
バレンシア戦、宿敵バルサとのエル・クラシコに続く3試合連続ドロー。すべてが難敵だったということもあるが、ここ直近の3試合で勝ち点3にとどまったことは足踏みと言える。首位バルサとの勝ち点差は2に開いたなかで、ジダン監督はクラシコを含めて2戦連続スコアレスドローに終わった要因をこのように答えている。
「不運だが、力強さある。ただし重要なのは多くのチャンスを作ることだし、我々は多くのチャンスを作った。続けていくことだ。今は入っていないが、モチベーションを下げる必要はない」
このように答えたジダン監督に対して、常勝を求めるメディアからは「ストライカーの獲得はないのか?」との質問が飛んだ。しかし指揮官は「ノー。まったくそんなことはない。ストライカーとの契約を結ぶ必要はない」とした。前シーズンに10カ月ぶりの指揮官復帰を果たし、混乱期にあったレアルの立て直しを任されているジダン監督。夏の補強でヨビッチやベルギー代表MFエデン・アザールを獲得したこともあり、現有戦力での熟成こそが強化への近道と考えているようだ。