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ファンハール監督自ら香川のアシストに言及 「素晴らしいお膳立てをしてくれた」と称える
去就問題に揺れる香川は試合後、沈黙を貫く
米国遠征ではLAギャラクシー戦、ASローマ戦とボランチで起用された香川だが、ギネス杯2戦目のインテル戦で本職のトップ下に抜擢された。「やっと自分のポジションでプレーできるね」と指揮官に送り出されると、ブラジルワールドカップでは見られなかった香川本来の輝きを放った。
香川にはスペイン強豪アトレチコ・マドリードが獲得に乗り出していると欧州メディアは報じており、去就問題が浮上していた。だが、最近のチームのパフォーマンスでファンハール監督の補強に関するトーンに変化が生まれている。
一つしかないトップ下のポジションに香川、マタ、ウェイン・ルーニー、アンデル・エレーラら優秀な選手がひしめく状況に、指揮官は「背番号10が多過ぎる」「このチームは破綻している」と苦言を呈していたが、ここ2試合連続で途中出場でインパクトを残した香川を賞賛。前日会見では「手元にある現有戦力を見極めたい。もしかすると、新しい選手は必要ないかもしれない」と語っている。
ワールドカップの屈辱から指揮官の信頼を着実に高めている香川はこの日、去就に関する報道の高まりからか、試合後、メディアの問いかけに応じずに沈黙を貫いた。
ワールドカップの屈辱を晴らすようなプレーを見せている香川は、アトレチコ・マドリードなど他クラブの評価も上昇するはず。ファンハール監督の評価と比例するように、日本人プレーメーカーの去就問題がさらなる高まりを見せる可能性がある。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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