神戸、初タイトルへ王手! 新国立での天皇杯決勝進出、引退表明のビジャ有終の美へ

神戸が天皇杯決勝進出を決めた【写真:Getty Images】
神戸が天皇杯決勝進出を決めた【写真:Getty Images】

GK飯倉のファインセーブで流れをつかみ、イニエスタ、田中、古橋の攻撃陣がゴール

 天皇杯は21日、清水エスパルス対ヴィッセル神戸の準決勝(14時5分キックオフ)が行われ、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが先制点を決めるなど3ゴールを奪った神戸が3-1で勝利。来年1月1日に新国立競技場で行われる決勝に駒を進めた。

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 神戸は右足親指骨折でリーグ戦最終盤を欠場したイニエスタがスタメンで戦列復帰。シーズン終了後の現役引退を表明している元スペイン代表FWダビド・ビジャはコンディション不良でベンチ外となった。

 試合は立ち上がり、FWドウグラスが両軍通じてファーストシュートを放ち、右サイドからクロスを上げてドウグラスが飛び込むなど序盤は清水が攻める。

 しかし前半13分、神戸のイニエスタが千両役者ぶりを発揮する。DF西大伍からの横パスを受けると、ペナルティーエリア外右から迷わず左足を一閃。グラウンダーの一撃がゴール右隅に突き刺さり、盟友ビジャに捧ぐ先制弾となった。

 清水も前半23分にMF金子翔太の右サイドからのクロスにドウグラスが飛び込むも、ヘディングシュートは枠外。同30分には、神戸MFサンペールのボールロストからドウグラスがチャンスを迎えたが、飛び出した神戸GK飯倉大樹のファインセーブに遭い、ゴールはならなかった。

 すると直後の前半32分、神戸は左サイドから攻撃。DF酒井高徳のクロスにFW田中順也がファーサイドに飛び込み、右足で押し込んで追加点を奪う。同38分に清水MFジュニオール・ドゥトラの鮮やかなジャンピングボレーを被弾し、2-1で前半を折り返した。

 後半は徐々に球際の激しさが増していく。清水がポゼッションする時間帯が長くなるなか、同23分に神戸MFサンペールがゴール前で再びミス。これを拾った清水FWドウグラスがループシュートを狙ったが、GK飯倉が再度ファインセーブでしのいだ。

 するとその直後の同24分、イニエスタのパスを受けたFW古橋亨梧がカットインから右足を一閃。グラウンダーの一撃がゴール左隅に決まり、神戸が大きな3点目を手にした。

 その後も神戸はイニエスタの華麗な個人技からチャンスを演出するも追加点は生まれず。試合はそのまま3-1でタイムアップを迎え、神戸が初タイトルに向けて決勝進出を果たした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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