“天才アタッカー”柿谷が覚悟の帰還! 古巣C大阪で輝きを取り戻せるか
完全移籍で復帰 バーゼル在籍1年半で18試合4得点と伸び悩む
J2のセレッソ大阪は4日、スイス1部バーゼルから日本代表FW柿谷曜一朗を完全移籍で獲得したと発表した。
【J1リーグ退団・戦力外&新加入選手】
C大阪の下部組織で育った柿谷は、少年時代から将来を嘱望された逸材として注目を集め、2006年にクラブ史上最年少の16歳でプロ契約を結んだ。年代別代表としても同年のAFC U-17選手権、翌年のU-17ワールドカップ(W杯)の活躍によってその名を全国にとどろかせたが、その後C大阪では伸び悩み、同期入団の香川真司(ドルトムント)の後塵(こうじん)を拝するようになった。
09年に徳島ヴォルティスに期限付き移籍で出されると、心身両面で成長。2シーズン半のプレーで完全復活を遂げて、12年に古巣C大阪に復帰した。そこからは飛ぶ鳥を落とす勢いで進化。13年にはJ1で21ゴールをマークし、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表にも初招集され、一躍Jリーグを代表する選手となった。
だが、14年に入ると勢いに陰りが見え始め、ブラジルW杯でも不発に。大会後に移籍したバーゼルでも1年半の在籍で主力の座をつかめずに苦しい日々を過ごした。リーグ戦の出場も18試合4得点に止まっていた。
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