闘莉王、あわや空港足止めの“ドタバタ”出国 22時間遅延も…「簡単に戻れないね」
今季限りで現役を引退 生まれ故郷のブラジルへ出発するが…
今季限りで現役を引退した元日本代表DF田中マルクス闘莉王は20日午前に生まれ故郷ブラジルに出発したが、あわや関空足止めという人生初のドタバタ出国となった。
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関西空港から午前10時発の便で欧州経由して出発予定だったが、エールフランスのストライキの影響で機体が関空に到着せず。まさかの22時間遅延となることが急遽決定した。
関西空港に向かう途中に衝撃の悲報を知った闘将は「キャリアの最終戦で人生初の救急車に乗ったばかりなのに……。ブラジルに簡単に戻れないね」と呆然としていた。
11月24日のJ2最終節となった柏レイソル戦。闘莉王の引退試合となった一戦で、前半途中に接触プレーにより負傷し、無念の途中交代となった。鼻骨骨折などの大けがを負い、人生初の救急車で搬送。その後、プレーオフ圏内浮上を狙ったチームは大量失点を重ね、1-13で大敗していた。
J最終戦に続いて“災難”に見舞われた闘莉王だったが、チェックインカウンターで奇跡が起きる。ドイツ行きのフライトに空席が1つ出たために、急遽変更に成功。ドタバタの末に機上の人になることができた。
大勢のスタッフやファンに見送られた闘将は出発ロビーで1人1人とハグ。「皆さんお世話になりました」と、義理堅い男は深々と一礼した後、涙を堪えるような様子も見せていた。
19年のプロキャリアに終止符を打ち、1日の現役引退後、E-1選手権のテレビ中継で本格解説デビューを果たした闘莉王。30日放送の「最強スポーツ統一戦 2019」(午後6時、フジテレビ系列)に出演するなど、メディアを含めた様々な活動を続けていく方針だ。
来年7月に日本に戻ってくる予定の闘将の今後の活躍にも注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)