ミラン本田のプレミア移籍が再燃 伊紙が1月に「放出確実な5人」として紹介
噂のウェストハムが正式オファーを出せば…
そして5人目として名を連ねているのが本田だ。プレミアリーグのウェストハムから興味を示されている背番号10は、リーグ戦で1年以上もゴールから遠ざかっている。今季前半戦はイタリアメディアに「パンキナーロ(イタリア語でベンチ要員)」と命名されたように、大半を控えとして過ごしたが、2015年最終戦のフロジノーネ戦に先発出場を果たし、同点アシストを記録した。「赤と黒のクラブはミハイロビッチ監督の補強資金を捻出するために、できるだけ現金を手にしたいと願っている。ガリアーニはプレミアリーグからの電話を熱望している」と寸評では報じられている。
正式オファーは届いていないようだが、強化責任者のアドリアーノ・ガリアーニ副会長は2014年1月に移籍金ゼロで獲得した本田を放出し、チームの補強のために売却益を手にしたいと心から願っているという。
ミランの親会社フィニンベストは、タイの投資家ビー・タエチャボル氏に株式の48パーセントを売却することで合意したとすでに発表しているが、タイ人側は正式契約を6度もドタキャン。780億円という資金調達が暗礁に乗り上げている。
「タイマネー」の後ろ盾により今夏久しぶりに100億円以上の補強費を投入したミランだが、ドタキャン危機で資金がショートしたのだろうか。イタリア代表MFアレッシオ・チェルチとスソの半年分の年俸を削減するためにジェノアに期限付き移籍で放出交渉を行うなど、ミランは1月のマーケットで売りに急いでいる。背番号10もミランの台所事情の影響を受け、プレミアに新天地を求めることになるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images