レアルがバルサ戦の判定に異議 PK2本“見逃し”に抗議声明「審判もVARも見ていなかった」
0-0に終わった敵地クラシコ、前半にヴァランがエリア内で二度倒されるもファウルなし
レアル・マドリードは現地時間18日、リーガ・エスパニョーラ第10節延期分の宿敵バルセロナとの“エル・クラシコ”に臨み、スコアレスドローに終わった。前半にフランス代表DFラファエル・ヴァランに対するペナルティーエリア内でのファウルが二度も見過ごされた件について、クラブは公式サイトで声明を発表している。
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世界中が注目する大一番は、バルセロナの本拠地カンプ・ノウで行われた。実力伯仲の両者の対戦は、ともに得点を奪えないままスコアレスドローで終了。リーガでのクラシコで得点が生まれなかったのは、2002-03シーズンの第11節以来、約17年ぶりの珍事となった。
しかし、レアル側は決定機を審判団が見逃したと主張している。前半17分と19分、それぞれセットプレーの場面で、ヴァランが敵陣ペナルティーエリア内で倒されるシーンがあったが、いずれもノーファウルの判定となったことについて、公式サイトで「レフェリーもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)システムもヴァランへの2つのペナルティーを見ていなかった」との声明を出している。
前半17分、レアルはドイツ代表MFトニ・クロースが右CKをショートコーナーでリスタートし、DFダニエル・カルバハルが中央へクロスを供給。そしてクリアボールをヴァランがコントロールしようとしたところで、バルサDFクレマン・ラングレが足の裏を見せた危険なタックルをヴァランの足にヒットさせた。ヴァランの右太ももにはスパイクで削られた痛々しい傷がはっきりと残っていたが、PKにはならなかった。
同じ流れからレアルは左サイドでCKを獲得。クロースがゴール前へ放り込んだボールに合わせようと飛び込んだヴァランだったが、今度はマークに付いていたMFイヴァン・ラキティッチにユニフォームを引っ張られ、バランスを崩して転倒した。しかし、この場面もファウルの判定はなかった。