E-1最終戦の韓国戦は立ち上がりから劣勢　0-1で敗れタイトルを逃す

　森保一監督率いる日本代表は18日、韓国・釜山で開催されているE-1選手権の最終戦で韓国に0-1で敗れ、タイトルを逃した。指揮官は試合後、「準備してもらう段階で至らなかった」と敗因に言及している。

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　引き分けでも優勝が決まる日本だったが、立ち上がりから両サイドに圧力を掛けてくる韓国に押し込まれ、前半28分にMFファン・インボムにミドルシュートを決められて失点。後半には選手交代を駆使しながら反撃を図ったが、最後まで完全にペースを握ることはできず、敗戦を喫してタイトルを逃している。

　結果的に序盤の劣勢が勝敗を分ける形になってしまったなか、森保監督は試合後の会見で「我々が引き分けでも優勝を決められるという条件のなか、韓国の圧力のある激しさや厳しさは予想できた」としたうえで、「それを上回っていけなかったことは、準備してもらう段階で至らなかったと反省している」と責任を背負った。

　一方で、序盤にサイドへのロングボールから主導権を握られたことについては、「戦術的に後手に回ったとは思っていない」と語り、相手の出方を見誤ったわけではないと指摘。「選手たちもケアをしているなかで、少し対応が遅れることや強度が足りない局面で、相手に上回られてしまった」と“敗因”に言及し、今後への思いも口にしている。

「選手たちがこの強度のなかで打ち勝っていって、さらに持っている技術を出していける強さという部分、技術の部分の両方を兼ね備えていかなければ、国際大会は勝てないという経験を持って、次の成長につなげてほしい。選手ができなかったことは、伝え切れなかったという意味で監督の私の責任もある。日本代表として良い戦いをできるようにしたい」

　試合の入り方に失敗してしまったことは明確で、チームとして反省し、修正すべき点であることは間違いない。タイトルを懸けた一戦での悔しさを糧として、指揮官はチームを前進させていく必要がある。