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「神懸かった」青森山田が0-2からATに起死回生の2発! PK戦を制し選手権8強へ
1回戦の劇的決勝弾に続く神懸かったドラマ
またも劇的な展開で勝利をつかみとった。3日に行われた第94回全国高校サッカー選手権大会の3回戦で、青森山田高校(青森)は桐光学園高校(神奈川)と対戦。0-2のビハインドから後半アディショナルタイムの5分間で2点を奪い、最後はPK戦を制して大逆転の末に準々決勝進出を果たした。1回戦の大社高校(島根)戦でも終了間際に決勝点を奪った逆転勝利に続く、ドラマチックな勝ち上がりに、青森山田を率いる黒田剛監督は「奇跡の勝利」と振り返った。
前半から桐光学園のエースFW小川航基にDF陣が翻弄された。磐田加入が内定している超高校級ストライカーに、前半32分と後半3分にそれぞれ得点を決められると、2点ビハインドのまま時計の針は刻一刻と試合終了に向かっていった。
しかし、青森山田は誰ひとりとして諦めていなかった。後半40+2分にCKのチャンスを得ると、GK廣末陸までもがゴール前に攻め上がり最後の反撃を狙う。すると、途中出場のFW成田拳斗がネットを揺らして、1点差とした。すでに後半アディショナルタイムに突入していたが、青森山田は攻撃の姿勢を崩さなかった。
そして後半アディショナルタイム5分、DF原山海里が左サイドから得意の長距離ロングスローを入れた。混戦の中でMF吉田開が押し込んで、土壇場で同点に。交代選手2人が得点を決めるなど、黒田監督の采配も冴え渡った。監督、そして選手というチーム全体が絶対に諦めない不屈の闘志が、奇跡を呼び込んだ。PK戦では5人全員が成功し、5-4で桐光学園を撃破した。
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