注目の準々決勝は5日キックオフ

　そして、第2試合では大きなドラマが起こった。青森山田と桐光学園高校（神奈川）の対戦は、来季J1磐田加入内定のエースFW小川航基の2ゴールで2点を奪った桐光学園がペースを握った。しかし、後半19分に小川がPKを失敗すると流れは青森山田へ。2-2の同点でPK戦にもつれ込むと、小川はPK戦でも5人目のキッカーとして失敗し、青森山田が勝利した。青森山田は初戦の大社高校（島根）に逆転勝利、2回戦で聖和学園高校（宮城）に5得点の大勝、そしてこの日の勝利と、激戦区を突破してベスト8へ進出した。

　フクダ電子アリーナでは、インターハイ決勝でPK戦までもつれ込んだ東福岡高校（福岡）と市立船橋高校（千葉）のリターンマッチが第1試合で実現した。この日も0-0のままPK戦に突入したが、インターハイ決勝と同様に東福岡がこの争いを制し、8強に進出した。第2試合は、前回大会の準優勝校の前橋育英（群馬）が帝京第三高校（山梨）を3-1で下し、8強進出を果たしている。

　 準々決勝は5日に駒沢陸上競技場と三ツ沢球技場で行われる。対戦カードは以下のとおり。

駒沢陸上競技場

第1試合 駒澤大高−東福岡

第2試合 星稜−明徳義塾

三ツ沢球技場

第1試合 青森山田−富山第一

第2試合 国学院久我山−前橋育英

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images