佐々木翔、日韓戦へ牽引役としての“自覚”語る 「難しいシチュエーションになった時に…」
今大会はキャプテンとしてプレー 「いかに修正して対応できるか」をポイントに挙げる
森保一監督率いる日本代表は18日、韓国・釜山で開催されているE-1選手権の最終戦で韓国と対戦する。今大会でキャプテンを務めるDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)は「積み重ねてきたものを結果として残したい」と、優勝を懸けた一戦に向けて意気込みを語った。
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国内組のみのメンバー、なおかつ23人中14人が東京五輪世代という陣容の日本は、初戦で中国を2-1で下して白星スタート。第2戦では香港に5-0の大勝を収め、2連勝でホスト国の韓国との最終戦を迎えている。
佐々木は中国戦でキャプテンマークを身に着けてフル出場し、勝利に貢献。香港戦での出場機会はなかったが、韓国との大一番では再び先発出場することが予想される。同じメンバーで練習した期間は短いなか、佐々木は日韓戦で重要なポイントを次のように指摘した。
「試合中に上手くいかなかったり、難しいシチュエーションになった時に、何ができて、いかに修正して対応できるかが重要。まだまだそういった部分には足りないところもあると思います。試合中にもコミュニケーションを取って、状況に対して修正、対応していくことは必ず必要ですし、鍵を握ると思います」
今回のメンバーでは年齢的にも経験的にも、そうした修正の中心を担うことが期待されていることは明らか。自身の役割への自覚について「もちろんあります」と即答した佐々木は、今大会で採用している3-4-2-1システムへの理解度にも触れつつ、展望を語っている。
「特にこのフォーメーションは僕も普段からやっている形なので、良いところも理解していますし、どういう状況ならミスマッチで難しくなるのかもある程度、把握しています。そういった時にいかに味方を動かしながら、行ける状況なのか耐える状況なのか、中心になって判断しながら、コミュニケーションを取る役は担いたいなと思います」
キャプテンとして、そしてシステムの理解者として伝えるべきことを伝え、ピッチ上で中心となってチームを動かしていく。「まず僕は試合のために、僕の立場で何ができるのかにフォーカスしてやれている。積み重ねてきたものを結果として、しっかり残したい」という思いを胸に、タイトルを懸けた戦いに挑む覚悟だ。
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(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)