「結果を出せば評価も変わる」 JリーグMVP仲川輝人、代表“デビュー戦”で抱えた思い吐露

日韓戦への意気込みを語った、日本代表FW仲川輝人【写真:Football ZONE web】
日韓戦への意気込みを語った、日本代表FW仲川輝人【写真:Football ZONE web】

香港戦は攻撃の潤滑油となるも、自身の結果は残せず 厳しい意見を受け止め挽回誓う

 森保一監督率いる日本代表は18日、韓国・釜山で開催されているE-1選手権の最終戦で韓国と対戦する。第2戦の香港戦で代表デビューとなったMF仲川輝人(横浜F・マリノス)は反省点を振り返りつつ、「1対1の局面は負けてはいけない」と日韓戦への覚悟を示した。

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 日本は今大会に国内組のみのメンバーで臨み、23人中14人が22歳以下の東京五輪世代という若手中心の構成。初戦で中国を2-1で下すと、第2戦では香港に5-0の快勝を収め、同じく2連勝の韓国との最終戦は、優勝を決する大一番となる。

 今季のJリーグMVPとJ1得点王をダブル受賞した仲川は、今大会でA代表初選出。香港戦では先発出場し、代表デビューを飾った。2シャドーの一角として攻撃の潤滑油となった一方、個人の結果にはつながらず。16日には改めて試合を振り返り、「シュートも打てていないので、そこまで持っていく形も自分の中で作っていかないといけない」と反省点を挙げた。

 試合後には厳しい意見にも目を通し、チームプレーに徹したという自負はありながらも、「個人の結果として見れば何もできていない。そうやって評価されるのは正しいとは思うところもある」と受け止める。そのうえで「そういったことを見たり聞いたりして、『なにくそ』というか。結果を出せば評価も変わる」という思いを持ち、最終戦の韓国戦に臨む。

 日本は引き分け以上で優勝となるが、韓国は勝たなければいけない立場。仲川は「激しくボールにプレッシャーは来ると思います」と相手の圧力を覚悟し、「ボールを持った時、テンポ良くということは考えながら攻撃に絡んでいければいい」と決戦を見据えた。

 “日韓戦”という特殊なシチュエーションには「激しい戦いというか、1対1の局面は負けてはいけない」と覚悟を示した仲川。まずは戦う姿勢を貫いたうえで、優勝の懸かったビッグゲームで結果を出すことができれば、周囲の評価も香港戦とは大きく違ったものになることは間違いない。

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(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)



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