9試合ぶり勝利のマンU 「優勝は射程圏内」と自信家ファン・ハール復活!

不振のルーニーの決勝点で、スウォンジーに競り勝つ

 マンチェスター・ユナイテッドは2日に行われたスウォンジー戦で2-1と勝利を収め、8試合連続未勝利という暗いトンネルからようやく抜け出した。指揮を執るルイス・ファン・ハール監督は「これがファンタスティックな出発点になればいい」と、新年最初の白星に満足している様子だ。英国営放送「BBC」が報じている。

 ユナイテッドは20歳の神童FWアンソニー・マルシアルと、今季リーグ戦2得点と不振にあえいでいた主将FWウェイン・ルーニーの得点で勝利を収めた。昨年11月21日の敵地ワトフォード戦(2-1)以来9試合ぶりの勝利で、同日にニューカッスルを1-0で下した首位アーセナルとの勝ち点差9を維持。順位は暫定で5位に浮上した。指揮官はこの差が十分に射程圏内であるとし、タイトルへの望みを捨てていない。

「我々は今でもトップに近いところにいる。その差はわずかだ。これこそフットボールだ。シーズンは8ヵ月かそこらで行われるものだ。1ヵ月ではない。我々は今もリラックスしてベンチに座っているよ」

 昨年12月26日に行われたストーク戦(0-2)に敗戦した後には、「私は辞任することもできる」と弱気発言を残し、辞任をほのめかしていたファン・ハール監督だが、2日後のチェルシー戦でスコアレスドローに終わると「辞任する理由はない」と前言を撤回した。そしてスウォンジー戦の勝利を経て、自信を取り戻したようだ。ファンや地元メディアからはいまだ懐疑的な見方が多く残る中、”鋼のメンタル”を持つ戦術家はタイトル獲得へ意欲を漲らせていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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