「まだ18歳なんだ」 マジョルカ監督、“沈黙”の久保建英を擁護「辛抱強さと冷静さを…」
セルタ戦で6試合連続スタメンも、見せ場なく途中交代
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第16節セルタ戦に6試合連続で先発出場したものの、この日はゴールに絡めぬまま後半途中交代となった。チームを預かるビセンテ・モレノ監督は、久保について「忍耐が必要だ」と長い目で見るべきとの見解を示している。
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この日も久保は右サイドハーフとしてキックオフの笛を聞いたものの、MFサルバ・セビージャらから効果的なパスが出てくる場面が少なく、高い位置で仕掛けるシーンは限られた。
チーム全体で久保を生かすメカニズムができていないマジョルカは、前半20分、後半5分とセルタに2度リードを許したものの、前半33分にはサルバ・セビージャのPK、そして後半38分にはFWアンテ・ブディミルのゴールで同点に追いつき、開幕からアウェー7連敗だったチームがようやく敵地で勝ち点1を得た。
「これは我々にとってとても大切な試合だった。常にチャンスがあり、我々が持っている力を実現させられた」と試合後に語った指揮官は、値千金の同点ゴールを決めたブディミルについて「ゴールし続けることが重要だ。それによってより多くの勝ち点を獲得できるからね」と触れるとともに、久保についてもこう語っている。
「タケ(久保)はまだ18歳なんだ。調子が良い時と、上手くいかない時の両方がある。誰もが彼に対して辛抱強さ、冷静さを持って接しなければいけない」
スペイン紙「AS」の採点では、3点満点のなかで久保は“評価なし”に終わっている。この試合に関与しきれなかったことを厳しく評価されているなか、次節で好パフォーマンスを発揮できるだろうか。