「2、3カ月、苦しかった」 香川真司、“初アシスト”に誓う逆襲「数字をもっと残さないと…」
ラシン戦に4戦ぶり先発、見事なボールコントロールから先制点をアシスト
スペイン2部リーグのサラゴサに所属する日本代表MF香川真司は、現地時間14日に行われた第20節ラシン・サンタンデール戦にトップ下で先発出場を果たし、チームの先制点をアシスト。2-0の勝利に大きく貢献した。
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4試合ぶりの先発出場を果たした香川が、チームを2連勝に導いた。序盤から攻勢に出ていたサラゴサだが、攻撃の組み立てで単純なミスもあり、なかなか決定機を作ることができていなかった。それでも前半19分、相手最終ラインの裏に走りこんだ香川が、ロングボールをペナルティーエリア内でしっかりと収め、ボックス内で相手DFを引きつける。ルックアップして、FWルイス・スアレスにボールを落とすと、コロンビア人ストライカーは、シュートをゴールに突き刺した。
香川はその後も確かな技術で、後半22分にベンチに退くまでチームの攻撃をけん引し続けた。香川のいなくなったサラゴサは、アディショナルタイムにも途中出場したMFハビ・ロスがダメ押しゴールを決めて、2-0で勝利した。
勝ち点3を上積みしたサラゴサは暫定3位に浮上。試合後、香川は「チームとして、最近はなかなか連勝ができていなくて、ホームでも良いパフォーマンスをしながら勝ち切れない試合が続いていました。この前、ああいう勝ち方(前節デポルティボに3-1で快勝)をして、今日の試合が非常に重要だったなか、ホームで勝ち切れたのは本当に大きかったなと思います」と勝利を喜んだ。
そして、4試合ぶりに先発に復帰した自身についても、「目に見える数字、結果をなんとしても残したかったですし、アシストができたことは非常に良かったです。ただ、数字をもっと残さないといけないし、そのためにどうすればいいかを噛み砕いて、日頃からやっていく必要があります。やっていたつもりですが、ここ2、3カ月、なかなか結果に表れずに苦しかったことはありますが、これをプラスにして、また次の試合に向けて調整したいです」と、今後のさらなる活躍を誓った。
交代時には両足を気にする仕草を見せていたが、「見ての通り、今日も後半20分くらいで交代しましたし、コンディションを含めて決して良い状態ではない。個人的にもそれは自覚しているので、そういうところのケアや治療を継続してやっていきたいです」と話した。
次節は、日本代表FW岡崎慎司の所属するウエスカとの一戦も控えている。「年内、最後のリーグ戦はウエスカが相手ですし、確実に3連勝で終えたいです。明日も岡ちゃんと会いますし、楽しみな試合です」と、ニヤリと笑った。
コンディションが不十分ななかでも、チームの攻撃の軸となっていた香川。「最低条件」という1部昇格に向け、今後もチームを引っ張っていく。
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(河合 拓 / Taku Kawai)