韓国代表MF、衝撃“カンフーキック”の中国を警戒 「ラフプレーをすると知っている」
韓国代表MFチュ・セジョンはカンフーキックを含めた相手の激しいプレーを警戒
韓国代表は15日、地元で開催されているE-1選手権第2戦で中国代表と対戦する。中国代表DFジャン・ジーポンが現地時間10日の日本戦でMF橋岡大樹(浦和レッズ)の後頭部に危険なジャンピングキックを見舞って波紋が広がったなか、韓国代表MFチュ・セジョン(FCソウル)は、「ラフプレーをする側面があることも知っている」と警戒した。韓国紙「韓国経済新聞」が報じている。
韓国と対戦する中国は、大会初戦で日本と対戦して1-2で敗戦。試合の結果以上に注目を浴びたのがジャン・ジーポンの“カンフーキック”だった。日本戦の前半31分、ジャン・ジーポンは右サイドでロングボールを受けようとした橋岡に対して左足を振り上げて対応。その足が橋岡の首元と後頭部を直撃し、そのままピッチに倒れ込んだ橋岡はしばらく立ち上がれず、主審はすぐさまイエローカードを提示した。
もう少し勢いがついていれば、スパイクの裏で後頭部をより強打したかもしれないラフプレーは大きな波紋を呼んだ。
初戦の香港戦(2-0)で出番のなかったボランチのチュ・セジョンは、「中国とは幼い頃から何度も戦ってきた。中国がラフプレーする側面があることは知っている。中国がラフにくれば、我々は良いゲームはできない」と言及。日本戦でイエローカード3枚を提示された激しいプレーを警戒しつつ、記事ではその対策についても語っている。
「攻撃のテンポが遅くなれば相手とぶつかる状況ができ、怪我の可能性が増す。中国がラフに来るなら、それ以上に激しく戦わないといけない。私が強くプレーできれば、同僚はより快適にプレーできるだろう。相手のラフプレーに興奮せず、冷静にプレーすることが重要だ」
韓国としては、最終戦で日本を下して優勝するためにも、是が非でも中国戦は勝利が欲しいところ。国のプライドを懸けた激しい戦いとなりそうだ。