マンUは南野を取り逃がした? “痛恨ミス”を英メディア指摘「完全な見落としが…」
リバプール加入が目前に迫る南野 ユナイテッドが競り負けた要因とは?
オーストリア1部ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間12日、リバプールへの移籍で合意に至ったことが英国内で大きく報じられているが、英メディア「GIVE ME SPORT」は、「なぜマンチェスター・ユナイテッドは南野を取り逃したのか?」と見出しを打ち、赤い悪魔の“痛恨ミス“に注目している。
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ザルツブルク6年目の南野は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節の敵地リバプール戦(3-4)で世界を驚かせた。要塞アンフィールドで豪快なボレー弾を叩き込み、1ゴール1アシストの大活躍を披露。リターンマッチとなった現地時間12月10日の第6節(0-2)でも縦横無尽な走りで決定機を演出するなど、リバプール守備陣を苦しめていた。
英紙「インディペンデント」は、リバプールが違約金に設定された725万ポンド(約10億4000万円)を支払うことで南野獲得の合意に至ったと報道。世界中にニュースが駆け巡るなか、英メディア「GIVE ME SPORT」は、南野獲得の画策していたユナイテッドが宿敵リバプールに競り負ける可能性が濃厚となった原因について触れている。
「ユナイテッドは契約解除条項において、完全な見落としがあった。ターゲットにしていたレスターの(ジェームズ・)マディソンの代役に南野を指名していたのだが、彼らは(南野の)契約解除条項を把握していなかった。24歳の獲得には8桁の移籍金(数十億)が必要であると思い込んでいたのだ」
現状、南野の推定市場価格は2800万ポンド(約29億円)にまで急騰しているが、ザルツブルク側が南野に設定している違約金は725万ポンドであることから、リバプールは“バーゲン価格”で日本人アタッカーを手中に収める寸前まで至っている。ユナイテッドにとっては情報不足に泣いた格好となったようだ。