鎌田大地と“二つの顔” ブンデスで不運続くも…ELで放つ特大の輝き「今は凄くいい」
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「深い位置まで行けば、僕自身決められる確率もかなり上がる」
「ウチは結構コスティッチとか、(DFダニー・)ダ・コスタもそうですけど、早いタイミングで、ラフなボールを入れることが結構多い。そうなると僕はノーチャンスだし。ああやって深い位置まで行ってくれて、足もとだったりヘディングも、ラフじゃなくて……ああいう深い位置まで行けば、僕自身決められる確率もかなり上がると思います」
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昨季は前線に得点力の高いFWルカ・ヨビッチ(現レアル・マドリード)、FWアンテ・レビッチ(現ACミラン)、FWセバスティアン・アレ(現ウェストハム)が飛び込みゴールを量産していたが、今季は違う得点へのバリエーションを確立することが求められていた。アーセナル戦での2ゴール、そしてこの日のゴールで、鎌田をどう生かすのか、という考え方がもっと出てくるはずだ。
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中野吉之伴
なかの・きちのすけ/1977年生まれ。ドイツ・フライブルク在住のサッカー育成指導者。グラスルーツの育成エキスパートになるべく渡独し、ドイツサッカー協会公認A級ライセンス(UEFA-Aレベル)取得。SCフライブルクU-15で研修を積み、地域に密着したドイツのさまざまなクラブで20年以上の育成・指導者キャリアを持つ。育成・指導者関連の記事を多数執筆するほか、ブンデスリーガをはじめ周辺諸国で精力的に取材。著書に『ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする』(ナツメ社)、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)。