韓国に鳴り響いた“闘莉王コール” 香港戦後、日本代表サポーター席の前で感謝の挨拶
今季限りで現役引退の闘莉王、“解説者デビュー”後にピッチへ下り深々と一礼
日本代表は14日、E-1選手権の第2戦で香港に5-0と快勝し、10日の中国戦(2-1)に続き2連勝を飾った。2013年以来3大会ぶり2回目の優勝へ前進したことで、釜山九徳スタジアムのバックスタンドに陣取っていた日本のサポーターは歓喜に沸いていたが、彼らが最後に叫んだのは意外な男の名前だった。
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この日、試合を生中継したフジテレビで本格的な解説者デビューを果たしたのが、今季限りで現役を引退した元日本代表DF田中マルクス闘莉王だ。極寒の釜山のスタンドで解説を行うと、試合後にピッチへ降り立ち一目散にスタンドのサポーター席のもとへ向かった。寒空の中、大喜びのサポーターを前にコートを恭しく脱ぎ、スーツ姿になると深々と一礼した。
「長い間、ご声援ありがとうございました」
日本代表通算43試合8得点。2010年南アフリカ・ワールドカップでベスト16進出に貢献した超攻撃的DFに対し、サポーターも「闘莉王コール」の大合唱でこれまでの活躍を称えていた。
支えてくれたサポーターへの恩返し――。闘将の義理堅さが、釜山の夜に心温まる名シーンを生み出した。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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