「恥ずかしい」 “サッカーの神様”ジーコ、人生における「二つの後悔」とは?
故ヨハン・クライフ、名将クロップと写真を撮る機会を逃したことを後悔
J1鹿島アントラーズのテクニカルディレクターを務めるジーコ氏が、英紙「デイリー・メール」のインタビューで人生における二つの後悔を証した。一つは元オランダ代表MFの故ヨハン・クライフ氏、そしてもう一つはリバプール指揮官のユルゲン・クロップ監督とのエピソードだった。
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ブラジル代表として活躍したジーコ氏は現在66歳。プロデビューから約50年もの歳月が過ぎたが、そのサッカー人生のなかで二つの後悔があるという。
「人生の中で二つの後悔がある。できなかったことを残念に思っているよ。一つは飛行機の中でヨハン・クライフと会った時のことだ。彼が座っているのを見つけたが、恥ずかしくて『彼の邪魔をしたくない』と言った。だから彼と写真を撮ることはできず、その数年後に彼は亡くなってしまったんだ」
クライフ氏は2016年に肺がんのため、68歳でこの世を去った。もう叶わぬ願いなだけに、ジーコ氏にとっては大きな心残りとなっているようだ。
そうしてもう一つのエピソードも似たようなものだった。「二つ目、これは少なくとも不可能なことではないが」と前置きしたうえで、“サッカーの神様”とも呼ばれる男が現代サッカー界きっての名将への思いを明かしている。
「私がテレビの仕事をしている時だ。私はホテルでユルゲン・クロップを見かけた。彼がまだボルシア・ドルトムントにいた頃の話だ。彼が外に出てきたが、やっぱり私は彼の邪魔をしたくなくて、写真を撮ることはできなかった。彼とはいつか写真を撮りたいよ」
クロップ監督はドルトムントで2012-13シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝、リバプールでは18-19シーズンに同優勝を果たすなど現代最高の指揮官として名を馳せている。そんな名将との写真撮影のチャンスも逃したことをジーコ氏は悔やんでいたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)