なでしこ岩渕、代表初ハットトリックの活躍 最終戦・韓国戦へ闘志「とにかく優勝」
E-1第2戦の中国戦で岩渕が全ゴールに絡み3-0勝利に貢献
なでしこジャパン(日本女子サッカー代表)のFW岩渕真奈は、14日のE-1選手権の第2戦、中国戦で自身の代表初ハットトリックを達成し、チームを3-0の勝利に導いた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
岩渕は初戦の台湾戦に続いてキャプテンマークを巻くと、チームに勢いをもたらした。前半9分、日本は中央でパス交換を繰り返すとラストパスは岩渕へ。相手と競り合いながらも体を倒しながらの左足シュートが相手GKの足の間を抜けてゴールへ吸い込まれた。
さらに同44分には、高い位置からFW池尻茉由とMF長谷川唯が相手にプレッシャーをかけてボールを奪うと、長谷川のラストパスは岩渕へ。飛び出してくるGKを浮かしてかわすシュートを決めて岩渕はこの日2点目になった。さらに後半10分には途中出場のFW小林里歌子の放ったシュートを相手GKが弾いたところを岩渕が押し込み、ハットトリック達成となった。
2010年に16歳でA代表デビューしてから、初戦の台湾戦までで68試合24得点だった岩渕は、これが代表で初のハットトリック達成。試合後には「チームのために3点取れて良かった。細かい崩しや、唯のスルーパス、色々な人の特徴が出たと思う」と、ゴールラッシュを振り返った。
世代交代が進むなかで2011年の女子ワールドカップ・ドイツ大会の優勝を知る岩渕は、今大会にはキャプテンとして臨んでいるだけに、最終戦の韓国戦へ向けて「韓国戦へ良い準備をしていきたい。とにかく優勝して先につながるような試合をしたい。士気を高めて、全員で明るく終われるように頑張りたい」と力を込めた。
今大会では台湾戦の2ゴールに続いて2試合で5ゴール。ストライカーとしての役割を果たしてチームを引っ張るキャプテンには、来年の東京五輪へ向けて最後の公式戦となる大会を良い形で締めくくるべく韓国戦でもゴールを期待したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)