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名門サンパウロ、世界一を呼ぶ27年前の決勝弾に再脚光 「単なるゴールではなく芸術」
サンパウロが1992年にバルサと対戦した映像を公開 「幸せな1日だった」とファン懐古
世界一のタイトルを3回獲得しているブラジルの名門サンパウロが公式ツイッターで、現在クラブのフットボール部門で責任者を務める元ブラジル代表MFライー氏のFK映像を公開。「12月13日は、どのワールドカップを思い出しますか?」とのクイズ形式の投稿は、ファンからの反響を呼んでいる。
サンパウロが公開したライーのFK映像は、1992年12月13日に東京・国立競技場で開催された第13回トヨタカップ(インターコンチネンタルカップ)での得点シーン。世界一のタイトルをバルセロナと争った一戦で、当時のバルサには柏レイソルでもプレーした元ブルガリア代表MFフリスト・ストイチコフ、現在マンチェスター・シティの監督を務める元スペイン代表MFジョゼップ・グアルディオラ、ヴィッセル神戸にも所属した元デンマーク代表MFミカエル・ラウドルップ、現オランダ代表監督の元オランダ代表DFロナルド・クーマン、浦和でのプレー経験もありシティのフットボール・ディレクターを務める元スペイン代表MFチキ・ベギリスタインなど百花繚乱のメンバーを故ヨハン・クライフ監督が率いていた。
一方、サンパウロは10番を背負ったライーをはじめ、ブラジル代表でキャプテンを務めた元ブラジル代表DFカフー、鹿島で監督を務めたこともある元ブラジル代表MFトニーニョ・セレーゾ、柏レイソルにも所属した元ブラジル代表FWミューレル、清水エスパルスでもプレーした元ブラジル代表DFロナウドといった選手が先発。さらに、横浜フリューゲルスでもプレーした元ブラジル代表MFジーニョや名古屋グランパスでプレーした元ブラジル代表FWエリベウトンがベンチにいるという豪華メンバーだった。
試合は2-1でサンパウロが勝利し、2度目となる世界一のタイトルを手にした。今回サンパウロが公開した映像はその試合の決勝点で、ゴールまで約20メートルのFK弾だ。ライーが小さく蹴り出したボールをカフーが止めて再びライーがゴールを狙ったプレーで、ボールをずらしたことでブラインドになり、バルサの元スペイン代表GKアンドニ・スビサレッタは一歩も動けずにゴールを許してしまった。
ファンは「これは単なるゴールではなく芸術」と称賛したり、「永遠のアイドル」「幸せな1日だった」と懐かしんだりするコメントを投稿。一方で、「栄光の時間を繰り返してはどうだろう?」「再びタイトルを獲得してください」「過去にすがりつくな」といった厳しい声でクラブを鼓舞するファンも現れている。