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王者星稜が16強へ! “世界年間ベストゴール”の玉野光南に2−1で逆転勝利
注目校同士の対決は劇的幕切れ
前回大会王者の意地で、逆転勝利をつかみ取った。第94回全国高校サッカー選手権は1月2日、各地で2回戦のゲームが行われた。NACK5スタジアムの第1試合は、前年度王者の星稜高校(石川)と玉野光南高校(岡山)の一戦となった。注目の一戦は前半、玉野光南が先制するも、後半星稜が2点を奪い、2-1で逆転勝利を収めた。
ACミランの日本代表FW本田圭佑の母校としても知られる名門・星稜は、1年前の大会直前に河崎護監督が不慮の交通事故でチームを離れ、昨年9月まで監督不在で過ごした。前回王者として連覇に臨む今大会になった。
一方の玉野光南は、岡山県大会決勝でJ1浦和へ加入内定のMF伊藤涼太郎を擁する作陽高校に対し、延長後半アディショナルタイムでGKからのボールが一度も地面に落ちることなく決めた圧巻の決勝ゴールが話題になり、海外メディアでも「年間ベストゴール」と大きく取り上げられた。
そんな両チームの初戦は、玉野光南ペースの立ち上がりとなった。組織的な守備からのショートカウンターをベースに攻め込むと前半13分、左CKがファーサイドに流れたところを再度ゴール前にクロスで折り返すと、DF有吉亮稀がゴール前の密集で頭一つ抜け出す高い打点のヘディングシュートを決め、1-0と先制した。
反撃に出たい星稜だが、思うようにボールをつなげない。それでも、前半28分には星稜がスローインを起点にした攻撃で、玉野光南ゴール前の混戦に両チームの選手が殺到。ゴール内にボールが入ったかに見えた場面だったが、玉野光南がギリギリでクリア。試合は玉野光南が1-0のリードで前半を終えた。
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