U-22韓国代表GK、J1鳥栖移籍の噂に母国メディア注目 「より求めているのは名古屋」
全北現代GKソン・ボムグンの去就を韓国メディアも報道「欧州クラブも狙っている」
J1残留を果たしたサガン鳥栖が、Kリーグ全北現代のU-22韓国代表GKソン・ボムグンの獲得に動いていると、一部メディアで報じられた。ソン・ボムグンは今季Kリーグで優勝した全北現代の正GK。身長194センチと体格に恵まれ、俊敏な動きも得意。GKとしての能力を備えた選手として評価は高い。韓国メディアもソン・ボムグンの動向を追っているようだが、新たな噂が入ってきたようだ。
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サッカー専門サイト「フットボリスト」は、「ソン・ボムグンが海外の複数クラブから関心を持たれている」と伝え、詳細についても触れている。
「Jリーグ事情に詳しい関係者によれば、ソン・ボムグンをより求めているJリーグクラブは名古屋グランパスだ。今季名古屋はJ1リーグ13位で、サガン鳥栖(15位)と同じく降格危機を回避した。過去2年間、主力GKだったオーストラリア代表のミチェル・ランゲラクがいるが、ソン・ボムグンの獲得に関心を見せている。他にも欧州クラブも狙っている」と、ここに来て獲得の動きが活発になってきているというのだ。
ただ、現時点で全北現代への正式なオファーはないという。同サイトが全北現代関係者にあたったところ、「現在のGK構成には満足している。GKチョ・ヒョヌ(韓国代表・大邱FC)の全北への移籍が囁かれているが、実際に接触した話はない。ソン・ボムグンに対しては、海外クラブからの本格的なオファーがあった場合、代わりになるGKを探す作業が始まるだろう」と話したという。
新天地候補として噂に上がる鳥栖や名古屋は、本当に獲得に動くのか。今後の動きを注視したい。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。