「こんなの見たことある?」 11選手が“ゴール内横並び守備対応”の珍シーンに海外衝撃
クラブワールドカップ開幕戦、アル・サッドが決めたFKシーンに海外メディアも衝撃
FIFAクラブワールドカップの開幕戦が11日に行われ、開催国であるカタールのアル・サッドがヤンゲン・スポール(ニューカレドニア)に3-1と勝利した。この一戦で相手選手11人がゴールライン上に並んでFKを阻止しようとする珍場面が生まれ、海外メディアも「こんなの見たことある?」と驚きを露わにしている。
クラブワールドカップが開幕し、開催国枠で出場した元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス監督が率いるアル・サッドとオセアニア王者ヤンゲン・スポールが対戦。1-1のまま延長戦にもつれ込んだなか、延長前半10分にヤンゲン・スポールのGKがバックパスを処理した際に手でキャッチする失態を犯し、エリア内で間接FKを献上した。
アル・サッドにとって最大のチャンスが到来したなか、ヤンゲン・スポールはGKを含めて11人全員がゴール内に横並びとなり、シュートコースを消す作戦に打って出る。アル・サッドのカタール代表DFアブドゥルカリーム・ハサンが助走をつけてスタートを切り、味方が触ったボールを左足で強振。ボールは飛び出したヤンゲン・スポールの選手たちの合間を見事にすり抜け、ネットを揺らした。
その後に追加点を奪ったアル・サッドが3-1で勝利。14日の準々決勝モンテレイ(メキシコ/北中米カリブ海王者)戦へと駒を進めたなか、勝ち越し弾となったFKの場面が脚光を浴びている。
ペルーメディア「depor.com」は「ゴール目の前でファウルしたなか、全選手をゴールに入れる以上の良いアイデアがなかった」と伝えた一方、米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターは「こんなの見たことある?」と驚きをもって報じ、次のように続けた。
「ヤンゲンGKが珍しい失敗を見せ、エリア内でアル・サッドのFKがあり、11人がゴールラインに並んだ! それはシャビがクラブワールドカップで率いるチームの延長戦のゴールとなった」
選手11人がゴール内に横並びになるという珍シーンは、試合の結果以上に注目を集めているようだ。