G大阪が今季”三度目の正直”で天皇杯連覇! 浦和の9年ぶり戴冠を阻む
終盤は浦和が猛攻も1点が遠く
後半は立ち上がりから浦和がボールを持つ時間が続いた。その中で迎えた後半8分、G大阪はCKの場面でFWパトリックがマーカーのDF槙野智章を、ゴール前の密集を利用したスクリーンプレーで引き離し、MF遠藤保仁のマイナスのキックに右足で合わせてゴール。自身この日2点目のゴールで2-1とした。
浦和はMF関根貴大、FWズラタン、MF高木俊幸とベンチに控える攻撃的なカードを同24分までに次々と投入。同点ゴールを狙いにいく。両サイドに関根と高木、中央に興梠、ズラタン、李が入り込む迫力のある攻撃を見せ、同28分には左から高木が上げたクロスに李がヘディングシュート。しかし、わずかに枠を外れた。
猛攻を仕掛ける浦和は同38分にはCKから槙野のゴールが決まったかに思われたが、直前にファウルがあったとして取り消しに。終了間際には再び槙野が決定機を迎えたが、GK東口順昭に防がれた。1点が遠く、試合はこのままタイムアップを迎えて、G大阪が昨季に続く連覇を達成。今季はJリーグのチャンピオンシップ決勝でサンフレッチェ広島に、ナビスコカップ決勝では鹿島アントラーズに敗れて優勝を逃していただけに、”三度目の正直”での戴冠となった。
一方の浦和は13年のナビスコカップ決勝、14年のリーグ戦、そしてこの天皇杯と、3シーズン連続で勝利すればタイトルを獲得できるゲームに敗れる結果となった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2