「常に脅威だった」 南野拓実、リバプールファンからの“獲得待望論”再燃に英注目

CLグループステージ最終節で再びリバプールと対戦したザルツブルクの南野拓実【写真:AP】
CLグループステージ最終節で再びリバプールと対戦したザルツブルクの南野拓実【写真:AP】

CLグループステージ最終節で再びリバプール相手にハイパフォーマンスを披露

 オーストリア1部ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は、現地時間10日にホームで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節のリバプール戦(0-2)にフル出場。ゴールに絡めずチームも決勝トーナメント進出はならなかったが、プレミアリーグの強豪相手に実力を見せつけ、リバプールサポーターから“獲得待望論”が浮上していると英メディア「HITC」が報じている。

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 ザルツブルクは開始3分、高い位置でボールを奪い、ペナルティーエリア手前で南野がボールを受ける。リバプール守備陣に囲まれたもののパスをつないで味方のミドルシュートを導き出すと、前半7分には韓国代表FWファン・ヒチャンと見事なコンビネーションを見せる。ペナルティーエリア右に流れた南野が意表をつくヒールパスでファン・ヒチャンにボールをつなぎ、シュートのこぼれ球に南野が詰めたものの相手GKアリソンに阻まれた。

 後半、元ザルツブルクのギニア代表MFナビ・ケイタ、エジプト代表FWモハメド・サラーにゴールを決められ、勝利に向けて3点が必要と絶望的な状況となったザルツブルク。それでも南野は後半27分、ファーサイドからのクロスを受けて際どいシュートを放つなど、アタッカーとしての高い能力を見せた。

 英メディア「HITC」は、ゴール量産中のノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドを引き合いに出し、南野のハイパフォーマンスを報じている。

「試合前の話題は、ザルツブルクのFWエルリング・ホランドに関するものがほとんどだった。リバプールはなんとか彼を無得点に抑えたが、彼だけが危険な人物ではなかった。南野拓実は常に脅威だった。サディオ・マネと同じ3度のゴールチャンスを作り出した」

 さらに記事では、「日本のスターはリバプールサポーターの目に留まり、有効な新戦力として彼との契約を空想している」と言及。敵地アンフィールドでの第2節(3-4)で鮮やかなボレーシュートを決めて注目されたのに続いて関心が高まっているとして、リバプールサポーターのコメントを紹介している。

「南野拓実2020」
「夏に南野を獲りに行ってほしい」
「素晴らしい選手だ」
「南野を獲得リストに加えて、ユルゲン(クロップ監督)」

 オーストリア6年目を迎え、ステップアップが期待される南野。リバプール行きが実現する日は訪れるのだろうか。

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